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1月15日(水)25時~放送のJFN“BIG SPECIAL”にてブルーノート名曲ベスト20カウントダウン! 行方均が生DJ

正月休みが明けないうちに(気分)正月が明けそうですが、
来週15日水の深夜、
またまたJFNネットで生DJやらしていただきます。

今回のテーマは
ブルーノート名曲(というかヒット曲というか)ベスト20カウントダウン。
お相手はもちろんトロンボーンの坂本涼子さんです。

ブルーノートの名曲ネスト20は昨秋の総選挙の結果によるもので、
日本のファンの皆さまの総意の結果です。

既に発表済みのランキングではありますが、
スポーツだって名勝負ならビデオで何度見たって面白い。
まして日本全国のブルーノート・ファンの仲間と一緒に聴いたらなおさら面白い。
ファンでなかったらブルーノートと出会う千載一遇のチャンスかも。

夜更けの音楽ファン今晩は!
って覚えていらっしゃいますか?
1970年ころ、糸居五郎さんDJのオールナイトニッポンです。

僕はこの番組でジャズと出会いました。
曲はジミー・スミスの<ザ・キャット>です。
The CatThe Cat
(2005/09/22)
Jimmy Smith

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キミたち、ロックばかり聴いてちゃダメだよ!
ジャズも聴こうね!Go Go Go!!
もちろん糸居先生のフレーズです。

僕は「ハイ!」と言って
翌日ジミー・スミスのベスト盤買いに行きました。
そして現在に至る。

では
来週の生番組中メールお待ちしていますね。

その前そっとにお伝えしておきますが
ブルーノート名曲ベスト20は発表済み、どころか
実は集計したベスト100中のなんとベスト18
はCDになって発売されています。

THIS IS BLUE NOTE BY REQUESTTHIS IS BLUE NOTE BY REQUEST
(2013/12/04)
オムニバス

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「ブルーノートに名曲あり」
は僕が本CDに寄せた解説文のタイトルです。
こんな風に始まります。

ブルーノートに名曲あり  行方均

 ブルーノートは1939年1月ニューヨークに誕生しました。これは来年の75周年を目前にした最新のファン投票「ブルーノート総選挙:ヒット曲編」(8~9月開催)の結果を収めたブルーノートの人気曲集です。先に行なわれた「アルバム編」(6~7月)から、上位50タイトルの最新リマスター版「ブルーノート・ザ・マスターワークス第1期」が発売になっています(後半25タイトルは本作と同日発売)。ブルーノート75周年特設サイトでヒット曲編、アルバム編ともベスト100を閲覧いただけます。
 収録時間の制約により2枚のCDは各9曲ずつベスト18まで収めていますが、問答無用の大傑作の漏れはありませんし、しかもエンディングがモンクの夜更けの名曲〈ラウンド・ミッドナイト〉とはうまくしたものです。曲順も投票結果の順位そのままですが、曲調や演奏の緩急、演奏スタイルやバンド編成の変化など実に気持ちよく並んでいますし、うまいところで2面のCDに分かれてもいます。コックリさん的な魔力といいますか、750人の熱心なファンの方々の総意がこれだけ適切なコンピを生んだわけです。不思議を越えて「さすが!」と言いたいところです。

1位~10位(ここでは内緒)
 
11位 朝日のようにさわやかに/ソニー・ロリンズ
 再び〈朝日~〉ですが、こちらはライヴ録音。共にトリオの演奏ですが、こちらはサックスがリードするピアノレス・トリオです。ソニー・クラークが俳句なら、こちらは墨もたっぷりに太い筆が無地の紙をぐいぐい染める書道のようです。
収録アルバムは『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』(総選挙7位)。その後数々の名盤を残す同クラブの最初のライヴ録音として、またロリンズが初めて結成したレギュラー・バンドの録音として知られるものです。スタンダード中心の選曲で他も名演揃い。

12位 カンタロープ・アイランド/ハービー・ハンコック
 ミディアム・テンポながら、8位〈ウォーターメロン・マン〉の線上にあるファンキーでダンサブルなハービー作品。1985年2月22日のブルーノート復活祭(新生ブルーノートの誕生日)では同じメンバーがより速いテンポで演奏し、会場のマンハッタンはタウンホールを沸かせました。さらに1992年、ロンドンのクラブDJユニットUs3(アス・スリー)が本トラックをサンプリング(借用)してループ(繰り返し)にしラップを重ねた〈カンタループ〉が大ヒット、同曲を含むアルバム『ハンド・オン・ザ・トーチ』(今年20周年盤を発表)はブルーノート史上初のミリオンセラーを記録しました。
 こうしてジャズ・ヒップホップというジャンルの確立にも深く関わり、本曲の人気と認知は発表の当初よりはるかに現在の方が高まっています。収録アルバム『エンピリアン・アイルズ』(総選挙20位)は前出『処女航海』の前年録音の前作。

13位 キャンディ/リー・モーガン
 トランペット+ピアノ・トリオの同じ編成が並びますが、こちらはトランペットがリーダー。リー・モーガンの生涯唯一のワンホーン・セッション『キャンディ』(総選挙9位)冒頭のタイトル曲です。1944年のポピュラー・ヒットと戯れながら、力強くスケールの大きな演奏を聴かせてくれます。享年33歳の短い生涯ですが、キャリアは太くスタートも早い。円熟さえ感じさせるこの時、デビュー2年目の19歳です。
 バックはソニー・クラークのトリオ。テーマの後、いかにもソニーらしいシングル・トーンの軽快な長いソロがありますが、これも本曲の人気の要因と思われます。

14位 チュニジアの夜/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
 リー・モーガン~ウェイン・ショーターがフロント・ラインに並ぶ、いわゆる「1960ジャズ・メッセンジャーズ」の傑作アルバム(総選挙10位)冒頭の壮大なタイトル曲。べニー・ゴルソンが音楽監督となってリーを誘った3位〈モーニン〉のグループの次代のメッセンジャーズで、これが1961年正月の初来日メンバーです。ブレイキーのドラムスとメンバーがそれぞれ手に取ったパーカッションの饗宴に始まる凄まじい迫力の演奏は、近年改めてクラブ世代からの支持も高いようです。
 ブレイキーの〈チュニジアの夜〉といえばもう一方にクリフォード・ブラウンとの名高いライヴ録音があります。ジャズ・メッセンジャーズ結成前夜、1954年のアート・ブレイキー・クインテット『バードランドの夜Vol.1』は総選挙アルバム編6位ですが、ヒット曲編はホレス・シルヴァー作〈スプリット・キック〉が53位で〈チュニジア〉は圏外。「ハード・バップ誕生の夜」ともいわれるアルバム全体の歴史的ドキュメント性が高く評価されているようです。

15位 アイドル・モーメンツ/グラント・グリーン
 イントロの魅力的なピアノのタッチが、本曲の微妙な雰囲気とテンポを設定します。作曲者でもあるデューク・ピアソンです。当時ピアソンはアルフレッド・ライオンの制作パートナー的な存在で、新人ボビー・ハッチャーソンと売り出し中のグリーンを組合せたのは彼のアイディアです。スピリチュアルなギターとヴァイブの硬質な詩情が共鳴し、6位〈黒いオルフェ〉と同様に新鮮なサウンドを生み出しています。ヴァイブの余韻と同調するかの息の長いグルーヴに、いつまでも身を委ねていたくなります。
 これはグリーンの代表作であると共にピアソンの傑作ですが、ピアソンの才気は他に〈スイート・ハニー・ビー〉(総選挙ヒット曲編50位。同タイトルのアルバムに収録)というボサノヴァ風の大名曲を生んでいます。今回、僕はこれを1位にしました。

16位 ザ・サイドワインダー/リー・モーガン
 本作の録音と発表の間の1964年2月にビートルズがアメリカ上陸を果たし、音楽の状況は一変しました。ロック元年に気を吐いたブルーノートのこの大ヒット曲には、ジャズのダンディズムが炸裂します。僕らビートルズ世代に強くジャズをアピールしてくれました。「ジャズ・ロック」の嚆矢ともされますが、ダンサブルなエイト・ビートがロックに伍して受け入れられたのは結果であって、意図されたものではありません。ウソかホントか、リー・モーガンは録音の当日、この曲をルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオで書き上げたと同タイトルの収録アルバム(総選挙11位)の解説にあります。15位〈アイドル・モーメンツ〉の翌月の録音で、テナーは同じくジョー・ヘンダーソン。

17位 クリフォードの想い出/リー・モーガン
 16位〈ザ・サイドワインダー〉の約7年前、18歳のリー・モーガンです。『リー・モーガンVol.3』のB面1曲目に収められています。クリフォードとは、前年(1956年6月)25歳の若さで自動車事故により世を去った先輩トランペッター、クリフォード・ブラウンのこと。演奏にも参加しているべニー・ゴルソンが、親友の死を悼んで書き上げた美しいバラッドです。いかにもゴルソン編曲らしい暖かいホーン・アンサンブルの中をリーが切々とテーマを吹き、万感迫るアドリブを聴かせます。
 ゴルソンはフィラデルフィアのリーの先輩で、翌年リーを誘ってジャズ・メッセンジャーズに参加し、音楽監督として3位〈モーニン〉の大ヒットを生みます。
技術や構想の力はもちろんですが、リーのプレイは動員力、つまり人の耳を奪い心を運ぶ力を感じさせます。だからこそブルーノートはリーを多用しましたし、ベスト18中に主演4曲、客演3曲(〈モーニン〉〈ブルー・トレイン〉〈チュニジアの夜〉)がランク・インするほど多くの名曲誕生に関わったものと思われます。

18位 ラウンド・ミッドナイト/セロニアス・モンク
 1947年にモンクと出会った時、アルフレッド・ライオンはこの特異な音楽家の持てる曲すべてを録音しようと考えます。録音セッションは1952年まで6回重ねられましたが、これは47年11月の3回目のセッションが残した名高い1曲。この前にも録音はありますが、これが作者自身による初演で、この後繰り返し演奏することになります。
一連のセッションはセロニアス・モンク『ジーニアス・オブ・モダン・ミュージックVol.1』(総選挙25位)、『同Vol2』(47位)及び『ミルト・ジャクソン』(22位)に分けて収録されました。『Vol.1』冒頭に収められた本曲をはじめ、後にジャズ・スタンダードとなるモンクの名曲の多くが既に登場していることに驚かされます。

(なめかたひとし/2013年10月14日記)


というわけでベスト10はここでは内緒です。
知る方法は3つあります。
1)ブルーノート総選挙のサイトを見よ!
2)CDを手に取れ!
3)来週15日深夜の番組を聴け!

1~3まとめてやっていただけるととても嬉しいです。
それでは来週水曜日の深夜(というか木曜日の明け方)
ラジオの前でお会いしましょう!
GO GO GO!!
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

幻の『世界鉄道ロマン紀行』と幻のルーベン・ウィルソン

昨年末(昨日かよ)で退社したので、正月休みの明けを気にしないで済みます。
というか、この先は望むならずっと正月休みだぜ。
わはは。

そういうわははな感じが夢の間から漂っていたので、
昼起きるとすぐありがたい貰い物の初垂れ(ハナタレ=熊本のグッドな芋焼酎)を飲みお節をつまみつつ、
普段なら絶体見ないであろうDVDを見た。

この先は今までめったにしなかったことをする時間があると思うので、
気持ちの準備をしたのだ。

何を隠そう、
それは『世界鉄道ロマン紀行』だ!
DVD全34巻、世界各国の鉄道の旅ガイドだ。
今やAmazonで検索しても出てこなかったぞ。

発売されたのは10年以上前であったと思う。
アルプス特急乗る時だかに1巻と2巻の「スイスの旅パート1&2」を見た以外、
封も切らずにずっと持っていたのだ。

それが今日、あっという間にハナタレ飲みながら以下の順で3巻見た。
(各巻50分くらい)
第35巻 モロッコの旅
第34巻 エジプトの旅
第19巻 アメリカ縦断の旅

このことから人は容易に
ワタシがアフリカに行こうとしている。
しかる後ジャック・ケルアック「オン・ザ・ロード」みたいにアメリカ縦断してもいいかなと思っている。
ということが想像できるであろう。

そして同時にこうも思うであろう。
そんな10数年前の鉄道の情報が21世紀の旅の役に立つものか。

それはワタシも心配したことではあったが、
どーいうわけかこのDVDは過去のものになっていなかった。
ムカシのものにはまったく見えなかった。

というのは多分、
デジタルネットワークの現在も
この時代の鉄道網の本質が不変だからだろう。

デジタルの世界は四六時中リセットを繰り返して困ったものだが、
出発地から順に伸長していった鉄道網とは、
つまり20世紀の完成品なのだ。

この先ワタシが地理的にも精神的にもどこに旅するかわかりませんが、
それはどの道20世紀を目指すものと思われます。
つまり
ジャズとかロックとか映画とかミステリーとかSFとか。

どれも鉄道網みたいに20世紀的ですよね!

それでは2014年の初仕事、
ルーベン・ウィルソン『ブルー・モード』1969年録音のライナーノーツを書くことにします。
ブルー・モードブルー・モード
(2014/02/26)
リューベン・ウィルソン

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ブルーノート・ザ・マスターワークス第2期第2回(2/26)発売の1作。
単なる年代物のブラック・ファンクと思って甘く見ないように。
ジャケットはあのマイルス『ビッチズ・ブルー』(CBS)のマティ・クラーワインだ!
ビッチェズ・ブリュー+1ビッチェズ・ブリュー+1
(2013/10/09)
マイルス・デイビス

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まあこんなことで今更ルーベン・ウィルソン威張っても仕方ありませんが、
今回驚くべきは
ブルーノートのルーベン全5作中、『ブルー・モード』含めてレア中のレア3作がCD化されることだ。

他の2作は以下だ。
     ↓
オン・ブロードウェイオン・ブロードウェイ
(2014/01/22)
リューベン・ウィルソン

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ア・グルーヴィ・シチュエイションア・グルーヴィ・シチュエイション
(2014/02/26)
リューベン・ウィルソン

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ともにニコニコ笑っていて、マティ・クラーワインの呪術的な世界とえらい違いだ。
ちなみにこれまで比較的入手可能だったのは以下の2作。
        ↓
ラヴ・バッグラヴ・バッグ
(2010/04/21)
リューベン・ウィルソン

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Set Us FreeSet Us Free
(2008/06/23)
Reuben Wilson

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『ラヴ・バッグ』はリー・モーガンやジョージ・コールマン、グラント・グリーンが参加する
突然のジャズ・オールスターズで、
『セット・アス・フリー』はポップなイージー・リスニング・ファンク(そんなのあるのか)だ。

以上を整理すると、
史上最もグルーヴを大切にしたオルガン奏者ルーベン・ウィルソンの
ブルーノート盤は以下の5作です。

1.『オン・ブロードウェイ』(BN4295) 1968年
2.『ラヴ・バッグ』(BN4317) 1969年
3.『ブルー・モード』(BN4343) 1969年
4.『ア・グルーヴィ・シチュエーション』(BN4365) 1970年
5.『セット・アス・フリー』(BN4377) 1971年

という具合で
ライナーノーツの準備はすでに始まっています。
ワタシの正月休みに明けはありませんが締切りはあるのです。






テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

今さら驚いて悪いかケンドリック・スコット

ブルーノート東京のテレンス・ブランチャードに行ってきました。
最新作『マグネティック』のクインテットだ。
マグネティックマグネティック
(2013/08/07)
テレンス・ブランチャード

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テレンスも(ゲストの)ラヴィ・コルトレーンも立派で驚きましたが、
何というか想定内の驚きで、
いやはや驚いたのはケンドリック・スコット率いるリズム・セクションです。

ドラマーにこれほど驚いたのは
トニー・ウィリアムスを初めて見た時、あるいは
ラルフ・ピーターソンを初めて聴いた時以来というか、

正確無比にタイムをキープしつつかくも自由にしてワガママ、
というのはロン・カーターとトニー・ウィリアムスをひとりでやっているというか、
遅刻もせず授業皆勤、成績優秀の不良学生というか、

これはひとつの21世紀的なドラマーの達成ではないか。
演奏とは体技、
ジャズメンの一方はやはり陸上競技的なアスリートなのだと改めて思いました。

帰り際、評論家の熊谷美広さんとすれ違ったので、
いやはや驚いたの何の、と言ったら、
今頃そんなこと言うな、と言われました。

とっくに話題だったのだ、ケンドリック・スコット。
来月は自分のグループ(オラクル?)を率いてブルーノートに戻ってくるそうだ。

オラクルの2枚目も出ている。
何だかテレンスのジャケットと似通ってますがこちらが先。
コンヴィクションコンヴィクション
(2013/03/13)
ケンドリック・スコット・オラクル

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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

古くて新しいレコード上のドラム・ソロ問題について

新年あけまして3/52週間。
高峰秀子読み直したり(観るのではなくて。エッセイ面白いよ!)
赤青二つの会社(実はひとつだ)に通ったり、
ブルーノートの裏解説翻訳したりしています。

中でBLP1534『マグニフィセント・サド・ジョーンズ』(1956年)の
レナード・フェザーの解説にこんな一文を見つけました。
フェザーは時にシニカルで、多くの場合的確な評論家(故人)です。

「…認めるのは気が進まないが、こう言わざるを得ない。もしドラム・ソロがレコードに当然あるべきものと私に納得させてくれる人がいるなら、それはマックスだ」

ライヴのドラム・ソロはアトラクションだけれど、
繰り返し聴かれるべきレコードに(しばしば長い)ドラム・ソロは必要か?

ジャズ・レコード作りの現場においても、
聴き手のリスニング・ルームにおいても、
これは古くて新しい問題です。

以前、とあるピアニストの録音の合間でしたか、
ベースのチャーリー・ヘイデンとそんな話題になったとき、
こんなジョークが返って来ました。

深夜のアフリカのキャンプ。
遠くから轟く呪術的なドラムの音は大きくなるばかりで、
いつ果てるともしれません。
客が現地のガイドに言います。

客「あのやかましいドラム・ソロをやめさせろ」
ガイド「それはなりません」
客「なぜだ」
ガイド「もっとひどいものが始まります」
客「そんなものあるのか」
ガイド「ベース・ソロ」


大人ですね、チャーリー・ヘイデン。



↓そーか、フェザーも悩んでいたのか。しかしローチは凄い。音もよい。
ザ・マグニフィセント・サド・ジョーンズザ・マグニフィセント・サド・ジョーンズ
(2004/07/22)
サド・ジョーンズ

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↓ワタシの理想的なドラムが主役のジャズ・アルバムのひとつ。ドラムが「音楽的」。
VV
(1990/10/25)
Ralph Peterson

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↓二度読んでも面白い!表紙は梅原龍三郎画。
わたしの渡世日記〈上〉 (文春文庫)わたしの渡世日記〈上〉 (文春文庫)
(1998/03)
高峰 秀子

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わたしの渡世日記〈下〉 (文春文庫)わたしの渡世日記〈下〉 (文春文庫)
(1998/03)
高峰 秀子

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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

1976年6月28日LA、今や幻の大ブルーノート・コンサート

11月更新し損なってしまいました。
2010年の正月から34か月ずっと続けていたのにな。

先月も最終日慌てて更新したのだけれど、
あれからひと月たったのかよ。
はえーよ。

何だか慌ただしいひと月でしたが、
昨日はジャズ評論家岡崎正通さん、ユニオン菊田専務、トロンボーン坂本涼子さん他と楽しく過ごしました。

ミュージックバード(衛星ラジオ)クリスマス頃と年末用の2週間分録音したのだ。
両方ともブルーノートBNLA999シリーズ第2回(12月19日発売)の特集で、
BNLA999クリスマス・スペシャルと
BNLA999年忘れスペシャルの2本なのだ。
(知らない人は内緒、知ってる人は聴いて下さいね!)

BNLA999の2回目はいろいろあるけれど、
『ブルーノート・ライヴ・アット・ザ・ロキシー』が凄いな、やっぱり。
ムカシのLPは2枚組だったけれど、今回は聴きやすく並べ直して999円のCDが2枚。
ブルーノート・ライヴ・アット・ザ・ロキシー Vol.1ブルーノート・ライヴ・アット・ザ・ロキシー Vol.1
(2012/12/19)
オムニバス

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ブルーノート・ライヴ・アット・ザ・ロキシー Vol.2ブルーノート・ライヴ・アット・ザ・ロキシー Vol.2
(2012/12/19)
オムニバス

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ニューノート(70年代のブルーノート)のオールスターズによる、
1976年6月28日、
LAサンセット通りの名門ナイトクラブ、ザ・ロキシー(1973~)における
大ブルーノート・コンサートの記録だ。

当時は結構フュージョンぽいんでナメていましたが、
今改めて考えると記念すべき大イベントだし、
今改めて聴くと、アルフォンソ・ムザーンのバンド(LAなのに曲はNYC)とか、
ボビー・ハッチャーソン~アール・クルーのいるオールスターズとか、凄いよ!

ニューノート紹介みたいなイントロのラップ風MCもめちゃかっこいい。
後半(Vol.2かな)にはLAの市長代理みたいなおっさんが現れて
6月28日を「LAのブルーノートの日」に認定する。

えーっ!聞いてないよ。ロスにブルーノートの日があったのかよ。

6月29日ならオイラの誕生日だし、
「日本のビートルズの日」(1966年の来日記念日)とも重なったのにね。


テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

プロフィール

雑木林進&ぽぽぱんち

Author:雑木林進&ぽぽぱんち
日々の旅人とその番犬たち。
1986年、ジャズ批評誌掲載の「50年代はなぜエライ」「『ジャズ大名』におけるジャズ・フェスティバルの生成」などでスルドくデビュー。2010年より、同誌に編集部新着本全紹介「ジャズは手に取って読め!」連載開始。新ジャズ雑誌「ジャズジャパン」創刊号(2010年8月)より、古今東西ジャズ本紹介「ジャズは本棚に在り」連載開始。
aka 行方均(レコード制作者)
最近の一句;
本積んで/読み齧る人/齧る犬
墨東の/タワーひとりで/たけくらべ

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