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「クリケットの星」飛雄馬とようやく公開「路上~オン・ザ・ロード」

朝日の朝刊に「インドの星、逆輸入」という記事を見つけました。
 
「インドでテレビ放映されたアニメ『巨人の星』のクリケット版が、
日本へ逆輸入されることになった」のだ。8月1日から週1ニコ動。

キネ旬の掛尾良夫さんの本で知って以来気になっていたのですが、
(そして以下のような書評を正月に書いたりもしたのですが)

そーかインドでしっかり活躍していたのだ「クリケットの星」飛雄馬。
どーなったのかと思っていたぞ。

そーいえばこれもずっと気になっていた
ケルアック原作コッポラ製作の『オン・ザ・ロード』(ウォルター・サレス監督)
もようやく日本公開されるらしい。(8月30日より東宝系)

ジャズも(当然)流れているようだが、
どの程度使われているのか。

本当ならジョージ・シアリング使わなければいかんのだが。
あと小説に出てくるのは
デクスター・ゴードン~ワーデル・グレイの「ザ・ハント」とか。
寝室でバップ盤(後にサヴォイ)のSP聴きながら
サルとディーンが女の子メリールウの放り投げっこするのだ。

まさかそんなシーンはないと思うが。
映画館行かないとね!
オン・ザ・ロード (河出文庫)オン・ザ・ロード (河出文庫)
(2010/06/04)
ジャック・ケルアック

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日本映画の世界進出日本映画の世界進出
(2012/11/17)
掛尾良夫

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① 『日本映画の世界進出』
掛尾良夫著
(キネマ旬報社/¥2000+税/2012年11月27日発行/310g/300p)

 海外の映画祭で日本映画が受賞というニュースの記憶はありますが、
世界的に大ヒットという話は聞きません。
 「『資本の要請』に応える方が映画祭で受賞するより難しい」

 しかし、例えば日本生まれのキャラたちは、
海外資本とはいえ時にその要請にこたえて大活躍しているではないか。
 「『ゴジラ』がハリウッドで映画化されると情報が入ったときは、多くの日本人は誇りに感じ、
(中略)まさにダルビッシュをメジャー・リーグに送り出した時のような気分だった」

 しかしそのゴジラは象徴化された神聖なる存在ではなく、突然変異の生物でしかなかった。
 「ファンはガッカリをこえて憤慨」した。
 『ATOM』も『DRAGONBALL REVOLUTION』も、故郷の「日本での評判は最悪だった」

 しかし「ここで、アイツらは分かっていないと思考を停止してしまえば前へ進まない」。
 海外の「嗜好を理解し、その差異を理解することが今後の前進につながると思う」

 そういうローカライズのひとつとして
「講談社がインドで『巨人の星』をクリケットに置き換えてアニメーションにする」らしい。
「2012年秋には放送予定」ということは、もうインドでクリケットの赤い球投げているのか飛雄馬?飛雄馬の活躍次第では、今後わが国のスポ根ヒーローやヒロインの魔球や秘技が世界を席巻するであろう。

 (「ジャズ批評」誌172号/2013年3月号「ジャズは手に取って読め!」第20回より)

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テーマ : 日記
ジャンル : 日記

幻の本木荘二郎本の復活について

ジャズ批評誌(隔月刊)連載の
ジャズ新着本紹介『ジャズは手に取って読め』も、
もう2年半16回になってしまった。

ホンマかいな、という時の速さです。
ウチの仔犬の年齢を聞いたら、4歳になったという。
まだ仔犬だが。

ジャズ批評 2012年 07月号 [雑誌]ジャズ批評 2012年 07月号 [雑誌]
(2012/06/23)
不明

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最新号↑で紹介した新刊5冊のうちの1冊

『黒澤明vs.本木荘二郎』
藤川黎一著

(論創社/¥1,800+税/4月20日発行/420g/284p)

について書いた部分をここに再録させていただきます。
(松坂編集長のご理解に感謝します)
というのも、
本書の稀こうな第1版(というのか?)について触れた2年近く前の本ブログには
今も訪れて下さる方があり、
こうして改訂版(というのか?)が容易に手に入るようになったことを
少しでも広くお伝えしたいと思ったので。

ちなみに本書はまったくジャズ本ではありませんが、
ジャズ批評誌『~読め』欄では、
音楽や映画を中心に気分的関連書はジャズに限らずご紹介させていただいております。

黒澤明vs.本木荘二郎―それは春の日の花と輝く黒澤明vs.本木荘二郎―それは春の日の花と輝く
(2012/04)
藤川 黎一

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(以下ジャズ批評誌168号より引用)
 本木荘二郎は『野良犬』、『羅生門』、『七人の侍』
といった黒澤明の傑作を手掛けたプロデューサーです。
 しかし『どん底』制作中の1957年に東宝との契約を解除され、
黒澤とも絶縁し、最後はピンク映画の監督として77年アパートの小さな一室で孤独死。
 こうした栄光と漂流の顛末以前に、本木の存在そのものが封印されているところがあります。
 何が起こったのか?
 著者は多数の関係者を取材して実名の証言を集め、
これに自身の夢想とも私小説ともつかない形而上的恋愛ドラマを重ねて、
メタ・ノンフィクション・ノベルともいうべき『虹の橋』(田端書店)を1984年に上梓しました。
 僕は当時偶然この本を手に取り、その特異な空間で語られる文字通り「藪の中」の物語に
強い印象を受けたものです。
 それから約30年、著者執念の改訂版の登場です。あるいは、同じモチーフの新作といっていいかも。
旧版はすべてパーツ単位に解体され、再構成されています。
さらに証言という各パーツは、黒澤本人を始め多くの話者、関係者が世を去った現在、
より多くのより具体的な情報や意志を詳らかにしています。
 ラスト近く、ネットで古本を買うという形で旧版と再会した著者は、
「事実を曲げて書かざるを得なかった」という黒澤との対面のシーンをついに改訂します。  
 旧版の最後、著者が本木の「伝言」を伝えると「目頭に涙を滲ませた」はずの黒澤は、
「事実」どう反応したのか?
(以上)

ところで
今読み直して思ったのですが、
最後の4行に登場する「著者」は「主人公」とするべきだったかも。

「ジャズ批評」お持ちの方は赤字入れておいてくださいね!

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

ケルアック『オン・ザ・ロード』オリジナル・スクロール版の犬もわからぬエンディング

ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』
(昔は『路上』といいましたが、四六時中旅行中の話なのでこの方が感じ出てます)
のオリジナル・スクロール版は

120フィート(37メートル)の巻物状につなげたタイプ用紙に
3週間で「旅」の記憶を機関銃の如く改行ゼロで打ち込んだ「下書き」ですが、
最後(の数フィート)が欠落していて、

犬が食べた(DOG ATE)と手書きのメモがあるそうだ。

なんと
本積んで/読み齧る人/齧る犬
というワタシの代表作をちょっと思わせる話ではないか。

エンディングをくちゃくちゃ噛んで呑み込んでしまった(chewed up)のは
ポチキーというケルアックの居候先の犬だそうです。

呑み込んだ/犬もわからぬ/エンディング

読み齧り/筋を呑み込む/人がいて
犬も末尾を/齧り呑み込む


この失われたエンディングをハワード・カネルという研究者が
後の原稿や刊行版から修復していますが、

ラストの一行を
「僕はニール・キャサディのことを考える、僕はニール・キャサディのことを考える」
とリピートしているのは、

イントロの
「僕が初めてニールに会った会った(met met)・・・・・」
に対応させたものでしょう。

意識的なのか、勢いが余ったのか「metmet」。
ロールをセットして前のめりでタイプライターに向かう
若い作家の姿が目に浮かぶようではあります。

テーマ : 読書
ジャンル : 小説・文学

ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』の深夜のスクロール版ペンギン・ブックスが楽しいな

深夜、家に帰ったら
ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』の
オリジナル・スクロール版が着いてました。
On the Road: The Original Scroll: (Penguin Classics Deluxe Edition)On the Road: The Original Scroll: (Penguin Classics Deluxe Edition)
(2008/08/26)
Jack Kerouac

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着くようにアマゾンに頼んだのだから驚くこともありませんが、
ペンギンブックスなのにしっかり四六版のでかい本だ。

邦訳出たけど高いんだよね。
この値段で手に入るのは嬉しいなったら嬉しいな。

日本語だろうが英語だろうが
読む時は読むし読まん時は読まんしな。

スクロール版は
アレン・ギンズバーグとかニール・キャサディとかウィリアム・バロウズとか
仲間がみんな実名で登場する(らしい)。

しかもアタマの100ページ以上が「解説」のようだ。
楽しみなことだ。

イントロからして、
「カミさんと別れた後」が「親父が死んだ後」になってるぞ。

しかしここの「met met」(動詞の過去形が2度重なる)は
故意なのかミスプリか。

これが邦訳だが高いよ!
  ↓
スクロール版 オン・ザ・ロードスクロール版 オン・ザ・ロード
(2010/06/11)
ジャック・ケルアック

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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

またまたガッカリの数学ミステリーのことなど

旅の機中ではもっぱら眠るか数独やってましたが、

数学ミステリー『ピュタゴラスの復讐』(日本評論社)
というガッカリ本を読みました。
(もう一冊ジャズ系ガッカリ本読んだがこちらは名を秘す)

ピュタゴラスの復讐  数学ミステリーピュタゴラスの復讐  数学ミステリー
(2010/12/15)
アルトゥーロ・サンガッリ

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ピタゴラスの甦りを待つ教団が出てきたり、
ピタゴラス自筆のパピルスが発見されたりという、
かなりイージーに『ダヴィンチ・コード』を狙ったに違いない
トホホ本のハナシをあえてここに書くこともないのですが、

チューリング機械(理想の計算機)でプログラムを実行した際の
任意のひとつが最終的に停止する確立(オメガ数)が
いかに不可知でランダムか、
したがって「神は(物理だけでなく)純粋数学でもサイコロを振った」
(つまり非ピタゴラス的か)
みたいな細部と注釈がおもしろく、
(ネタ全体の構成を探るべく)再読しようかと思っているくらいです。

しかし
「パピルスにギリシャ語で書かれた原資料は今ではあらかたなくなっているが
アラビア語の翻訳がほぼのこっている」からこそ
プラトンやピタゴラスの業績がわかるわけで、
西欧の文明の基礎は(これを征服しかけた)イスラムが記録したわけです。

というわけでヨーロッパ1週間(アムステルダム~ロンドン)から戻りました。

海外の友人知人の高い関心と深い心配りに改めて災害の大きさを痛感しました。

大きな被害と一面的な報道の背後に隠れている問題も今後いろいろ表に出てくるのだと思いますが、
ひとつひとつ直面していくしか方法はないのでしょう。
その際の政治が弱過ぎる気がしますが。
政治の方向が違うというのか。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

プロフィール

雑木林進&ぽぽぱんち

Author:雑木林進&ぽぽぱんち
日々の旅人とその番犬たち。
1986年、ジャズ批評誌掲載の「50年代はなぜエライ」「『ジャズ大名』におけるジャズ・フェスティバルの生成」などでスルドくデビュー。2010年より、同誌に編集部新着本全紹介「ジャズは手に取って読め!」連載開始。新ジャズ雑誌「ジャズジャパン」創刊号(2010年8月)より、古今東西ジャズ本紹介「ジャズは本棚に在り」連載開始。
aka 行方均(レコード制作者)
最近の一句;
本積んで/読み齧る人/齧る犬
墨東の/タワーひとりで/たけくらべ

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