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ジャズ名盤ベスト&モア999シリーズ第3期の存在意義及び何から買えばよいのか

ジャズ名盤ベスト&モア999シリーズ第3期(4月発売)の
ラインナップ50タイトルが発表になり、

それなり以上に世の中が盛り上がっているように感じるのは
実にうれしいことであります。

第3期になっていよいよシリーズの使命というか存在意義は歴然としてきましたが、
それは、
コルトレーンって刻苦したよね、とか
ミンガスって反抗したよね、とか、
マイルスって進化したよね、とかとまったく無関係に、

ジャズの新しいおもちゃ箱をひっくり返すようにして、
ジャズを改めて楽しみなおす、あるいは
ジャズと理屈抜きで今出会ってしまうことであります。

999円だもんね。

さて、
しかしどれから楽しみ直すか、あるいは出会うか。

50タイトル中で僕がそのムカシいちばん聴いたのは、
ケントン・プレゼンツの『フランク・ロソリーノ』であろう。
〈ベサメ・ムーチョ〉がムーチョたまらん。
フランク・ロソリーノフランク・ロソリーノ
(2011/04/20)
フランク・ロソリーノ

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初めて告白するがというほどでもないが、
僕はスタン・ケントンがプロデュースした
キャピトルのケントン・プレゼンツというシリーズが
昔からムーチョ好きで、
シリーズ全作が揃うなら悪魔に魂を売り渡してもいいかもしれないと
思ったことがあるかもしれないくらいだ。

ロゴもかっこいいよな。

そのシリーズ中、最も入手が難しい
ケン・ハナ『ジャズ・フォー・ダンサーズ』のほとんどミント盤10ドル
と僕はある時ニューヨークで出会ってしまったのだ。
人生であんなに嬉しかったことはない
というのはウソだけどちょっとだけホントだ。

どこの店だかまったく覚えていないけれど、
LPを手にしたその瞬間の感激は覚えているぞ。
実にいジャケットだ。

しかし聴いた記憶がないのはどういうわけだ。

手に入れて安心してしまったわけですが、
その後評論家で色物系コレクターのS氏(故人)に懇願されて、
聴きもしないうちに何かと交換してしまったのだ。

ケン・ハナ買ったもんね、と自慢したら、
欲しい欲しい欲しいとあまりにも懇願されたもので、
つい嬉しくなって、自慢の勢いで交換してしまったのだ。

今度のCDでついに邪念なく聴くことができる。
ジャズ・フォー・ダンサーズジャズ・フォー・ダンサーズ
(2011/04/20)
ケン・ハナ

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あとは
キャノンボール・アダレイのストリングス入りの
『枯葉』(グレイト・ラヴ・テーマ)だな。
枯葉(グレイト・ラヴ・テーマ)枯葉(グレイト・ラヴ・テーマ)
(2011/04/20)
キャノンボール・アダレイ with ストリングス

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かのマイルス・デイヴィスとの『サムシン・エルス』(ブルーノート)
と同じアレンジで〈枯葉〉を吹いとる、しかも甘ーいストリングス入りという、
大名盤の遠い親せきの遊び人のようなアルバムだ。

ほとんど語られたことのないアルバムと思うが、
快楽度が高すぎて恥ずかしがられたのではないか。

それともう一枚、
ついにオリジナルジャケットでCD化される
『ベニー・ゴルソン&ザ・フィラデルフィアンズ』(UA)がすごいぞ。
ベニー・ゴルソン・アンド・ザ・フィラデルフィアンズベニー・ゴルソン・アンド・ザ・フィラデルフィアンズ
(2011/04/20)
ベニー・ゴルソン

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フィラデルフィアンズも立派だが、オマケのボーナストラック4曲がすごい。
仏EMI系のEP盤で
ブルーノート盤『モーニン』直後のヨーロッパ・ツアー中に
ゴルソンとボビー・ティモンズがバイトで録音した
御大アート・ブレイキー抜きの〈モーニン〉や〈ブルース・マーチ〉が入っているのだ。

999円でこんなおまけがついていていいのか。
しかも雑木林進初のライナーノーツ付き。
ほんとうにいいのか。

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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

ビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビィ」はソニー・クラークの「マイ・コンセプション」で、ソニー・クラークの「ロイヤル・フラッシュ」は「ニカ」なのだ

今手元にないので雑な話になりますが、
先ほどオフィスで読んだジャズ・ジャパン最新号(7号)の巻頭記事に、
JAZZ JAPAN Vol.7 2011年 03月号 [雑誌]JAZZ JAPAN Vol.7 2011年 03月号 [雑誌]
(2011/02/24)
不明

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ソニー・クラークの〈マイ・コンセプション〉の最初の3小節をワルツで弾くと
ビル・エヴァンスの〈ワルツ・フォー・デビイ〉になると書いてあって、

これは有名な話なのかもしれないが、
僕は考えたこともなかったので、
今、家で〈マイ・コンセプション〉二通り聴き直しているところですが、
実にまったくその通りだ。

ソニーが亡くなったとき、ビルが追悼の曲を書いて
SONNY CLARK のアナグラム(文字の並び替え)で
NYC'S NO LARK =「ニューヨーク市からラーク(ヒバリ、または浮かれ騒ぎ)去る」
とタイトルしたほど二人に親交があったのは僕も知っている有名な話ですが、
こんな音楽的交歓があったとは。

ちなみに
録音に残されたこれら2曲は、こんな順番で並びます。

1.ワルツ・フォー・デビー/ビル・エヴァンス・ソロ 1956年9月18日
「ニュー・ジャズ・コンセプションズ」(リヴァーサイド)
ニュー・ジャズ・コンセプションズニュー・ジャズ・コンセプションズ
(2010/06/16)
ビル・エヴァンス

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2.マイ・コンセプション/ソニー・クラーク・クインテット 1959年3月29日
「マイ・コンセプション」(ブルーノート)
マイ・コンセプションマイ・コンセプション
(2000/01/26)
ソニー・クラーク

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3.マイ・コンセプション/ソニー・クラーク・トリオ 1960年3月23日
「ソニー・クラーク・トリオ」(タイム)
SONNY CLARK TRIOSONNY CLARK TRIO
(2009/04/01)
SONNY CLARK TRIO

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4.ワルツ・フォー・デビィ/ビル・エヴァンス・トリオ 1961年6月25日
「ワルツ・フォー・デビィ」(リヴァーサイド)
ワルツ・フォー・デビイ+4ワルツ・フォー・デビイ+4
(2007/09/19)
ビル・エヴァンス

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お書きになっているのは中山智弘さんで、
ニュー・ジャズ・コンセプションズ→マイ・コンセプションの
「コンセプションつながり」にも言及されています。

もう一つ興味深いのは、
ソニーの2は全曲オリジナルで臨んだ意欲作ですが、
ブルーノートは結局これをオクラ入りにしてしまいました。
2は後年の発掘盤なのです。

で、これにがっかりしたソニーが新興タイム・レーベルに移籍して、
3を録音したというのです。
なるほどな話です。

2と3は、収録曲が実に5曲重なります。

ところで僕のところにある3は
4曲の未発表テイクを加えた1997年のテイチクのCDですが、
日本語版ライナーノーツ(滝口秀之さん)を読み直してみると、
こんな興味深いことが書いてありました。

未発表テイクのマスターとともに送られてきた資料には
「1959年1月、ベル・サウンド・スタジオで録音とある」そうです。

となると2と3の録音順が逆転するわけで、
その場合は滝口さんが書いているように、
タイムと契約があるのに“内緒で”2を録音したものだから
後年まで発売できなかった、ということもあるかもしれませんが、

これも続けて滝口さんが指摘してているように、
2の〈ロイヤル・フラッシュ〉と3の〈ニカ〉は同じ曲なので、
3が先に録音されたのであれば、
2の同曲も〈ニカ〉とタイトルされたであろうということになります。

実はソニーはこの前にも〈ロイヤル・フラッシュ〉を
ブルーノートにオクラにされている。

「クール・ストラッティン」の残り曲で、
かの超幻の1592番(のちに発掘)に収録されるはずだったのだ。

だからこのタイトルには愛想を尽かしていたのだ、きっと。

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前回の続き~ジャズ喫茶ボロンテール最後の日の前の晩

前回(ついさっきですが、昨日)の続きです。
以心伝心、というのか「カメラマン」から写真が届きました。

最後の前の晩のボロンテール。
どこでもドアはこの先のビルの端を右に折れたとこにある。
image001.jpg

ボロンテール特製レスター・ヤングのコースター。
コースターで顔を隠しているのはもしかしてこの絵の作者か?!
image002.jpg

ユニクロのブルーノートTシャツ『チュニジアの夜』を着るママ。
引っ張り出したLPはちょっと違うが、やはりブルーノートのブレイキーではある。
ユニクロのTシャツ専門店UTは大通りをはさんでボロンテールの真向いにある。
image004.jpg

中空のどこでもドアを出て現実に戻っていく男がひとり。
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青山ブルーノート東京のエスペランザから原宿ボロンテールの京子ママへ、ジャズ美女をハシゴする

週末、ブルーノート東京でエスペランザを見ました。
Esperanzaはサではなくて、やはりエスペランザが正しいようです。

グラミーのポップ・インストルメンタル受賞直後の公演なもので、
連日満員以上のようだ。

月曜日のグラミー発表の直後から、予約は200%以上増えたらしい。

音楽難しいんだけれどね。
でも美女だからね。

ベース弾きながら歌うといっても、
ポール・マッカートニーやスージー・クアトロと違ってウッド・ベースだ。

弾き姿もとても魅力的だ。

ベースも歌も音符と音符の間を行くような
抽象的な音程を選んで行く。

ジョアン・ジルベルトのボサノバじゃないけれど、
こういうのってものすごく音程がいいからできることなのだろう。

個性的という以上の音楽の唯一性は、
1990年代のカサンドラ・ウィルソンの出現を思わせる。

Chamber Music SocietyChamber Music Society
(2010/08/17)
Esperanza Spalding

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ニュー・ムーン・ドーターニュー・ムーン・ドーター
(1996/01/24)
カサンドラ・ウィルソン

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グラミー受賞の『チェンバー・ミュージック・ソサエティ』は、
カサンドラ1996年の『ニュー・ムーン・ドーター』に匹敵する
ワン&オンリーの傑作である、と書いておこう。


ショーの後、明日19日で最終日の原宿ボロンテール(ジャズ喫茶)に
坂之上京子ママの顔を見に出かける。
ジャズ美女のハシゴだ。

お土産のブルーノートTシャツ、チュニジアの夜を早速着てくれているママ、
の写真がここに入るはずでしたが、
カメラマンの不手際で未着です。

和田誠さんも見えていて、実に楽しい夜だったぞ。

道路拡張に伴って取り壊しになるための閉店~移転ですが、
次の場所は赤坂一つ木通り(近所!)かも、
という話もあるらしい。

近所はうれしいが、
中空のどこでもドアから通じるような
この非日常の空間がなくなるのはさびしい。
(ここにも写真未着)

といって、
ボロンテールがふつーにある間はしばらく行かなかったんだけれど。


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ジャンル : 音楽

ジョージ・シアリング逝去、マイルスとシアリングのクール・サウンドの無関係の関係について

14日、ジョージ・シアリングが亡くなりました。
鳥政(半コースがおススメ)出たらフシギに雪が降っていたあの晩だ。
時差無視していますが。

なぜかマイルス・デイヴィスの『ビッチェズ・ブリュー』聴きながらこれを書いています。
夏目漱石をやっぱ読む、とかそういう気分で最近マイルスを順番に聴いているのだ。
CBSの箱買ったかんね。
ずいぶん前だけど。
The Complete Columbia Album Collection: +DVDThe Complete Columbia Album Collection: +DVD
(2009/11/23)
Miles Davis

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ロン・カーター~トニー・ウィリアムスのいるクインテットはとにかく凄いな。
『ビッチェズ~』の前の時代、『マイルス・スマイルズ』とか。

『マイルス・スマイルズ』ももしかしたら『マイルズ・スマイルズ』
なのだと思うが、
(その場合『マイルストーンズ』はどーなるのか?)

『ビッチズ・ブルー』の方が正しいに違いない『ビッチェズ~』はついに
『ビッチェズ~』のまま世紀を越え、定着してしまったよーだ。

カステラとかテンプラと同じだ。違うかな?
しょせん外国語の発音なんて移し替えられないのだ。
移し替えただけが文化というか。


ジョージ・シアリングは昔、
1940年代のシングル・ヒットを連発したMGM時代は聴かなあかん、
とものの本に書いてあって、
高い(といっても数千円)廃盤を買ったことがあります。
国内盤なんか全然出ていなかったのだ。

とくに〈九月の雨〉聴かなあかん。
他人の曲だけど自分のサウンドにアレンジしています。

九月の雨九月の雨
(2007/12/05)
ジョージ・シアリング

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1949年の大ヒットということはマイルスの『クールの誕生』と同じ年だ。
そして両方ともクールだけれど、全然違うクール。
純文学対大衆文学(古いよね!)みたいな違いがありますが、
共通しているのは両人ともにサウンド志向、ということです。

シアリングはヴァイヴとギターをピアノ・トリオに加えて作り上げた
自己の独特のサウンドを亡くなるまで守り続けましたが、

マイルスは上着を着替えるように数年ごとに
サウンドのスタイルを変えてきました。
マイルス自身のトランペットに変化があるわけではなく、
ギル・エヴァンスからヒップホップに至るまで、
上着の仕立て屋を変えている感じです。

着替えるのも着替えないのも、サウンドの意識あればこそ、
いかなる演奏(ソロ)の達人であっても、サウンドのないところに
大ヒット(大衆化)のあったためしはありません。

ジャズ・メッセンジャーズやモダン・ジャズ・カルテットも然りであります。

『ビッチェズ~』が続いています。
ジョン・マクラフリンがバリバリのギター・ソロを取っています。
〈ジョン・マクラフリン〉つー曲です。

そろそろ音楽をシアリングに変えて寝ようと思います。
曲はもちろんシアリング自作の大ヒット〈バードランドの子守唄です〉。
クリス・コナーもいいが、
50年代キャピトルのシアリングもすごくいいよ!
この頃のシアリングの方が、
ある意味マイルスより「今風」かも、って半分冗談ですからね。

バードランドの子守唄+2(K2HD/紙ジャケット仕様)バードランドの子守唄+2(K2HD/紙ジャケット仕様)
(2007/06/21)
クリス・コナー

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Swingin's MutualSwingin's Mutual
(2004/02/02)
Nancy Wilson、George Shearing 他

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プロフィール

雑木林進&ぽぽぱんち

Author:雑木林進&ぽぽぱんち
日々の旅人とその番犬たち。
1986年、ジャズ批評誌掲載の「50年代はなぜエライ」「『ジャズ大名』におけるジャズ・フェスティバルの生成」などでスルドくデビュー。2010年より、同誌に編集部新着本全紹介「ジャズは手に取って読め!」連載開始。新ジャズ雑誌「ジャズジャパン」創刊号(2010年8月)より、古今東西ジャズ本紹介「ジャズは本棚に在り」連載開始。
aka 行方均(レコード制作者)
最近の一句;
本積んで/読み齧る人/齧る犬
墨東の/タワーひとりで/たけくらべ

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