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暑いし雨降りっぽいからジャズ・ロックでも勉強しよう

今さらジャズ・ロックでもないのですが、
だからこそジャズ・ロックでもあるわけで、
いったいジャズ・ロックって何なのだ。

そう思ってさっきから
ロック側でいう「ジャズ・ロックの名盤」
ソフト・マシーンの『サード』聴いているのですが、

Third (Bonus CD)Third (Bonus CD)
(2007/02/20)
Soft Machine

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これはどーしたってロックだな、やっぱり。
ピンク・フロイドの『ウマグマ』より国境ふたつくらいジャズに近そうだが。

ロック・ジャズでなくてジャズ・ロックだからロックでいいんだよね、
といわれてしまいそうですが、

実は教えてあげましょう。
ジャズ・ロックはそもそもジャズだったのだ。

ロックで物心ついて、
ジャズっちうものを後追いで学習したワシ(らの世代)にとってさえ、
生まれてみたらアヒルに育てられていた犬のように(逆だったかな)

親といえばアヒル、
ジャズ・ロックといえばジャズ、
リー・モーガンのブルーノート盤『ザ・サイドワインダー』だったのじゃ。

ザ・サイドワインダー+1ザ・サイドワインダー+1
(2008/02/20)
リー・モーガン

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リー・モーガン

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リー・モーガン

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キャッチーでブルージ―なメロディラインと
ダンサブルなオフビート。
そして何より小難しくなりがちなジャズのくせに、
3分も聴けば気分爽快明日も元気というシングル・ヒット性。

これこそが本来のジャズ・ロックだったのだ。

これに対してロックの側からの近年のジャズ・ロックは、
元々3分も聴けば気分爽快明日も元気の音楽を、
長くアドリブして小難しくしたロックという感じというか。

お互いないものねだりから始まったというか。

まあ、モダン・ジャズの歴史をスキップして
大量のモダンなブルース少年を抱えていた60年代後半のイギリスのような国にとっては、
ある時期のロックのジャズ化は必然だったわけでしょうが。

で、ワタシはいいたいわけですが、
今回ジャズ・ロックを考えるにあたって(そういう要求があるのだ)
以下を前提としたい。
これでムジュンが生まれたらすぐ変えますけど、前提。

1)『ザ・サイドワインダー』を聖典とする。
2)ジャズである。
3)シングル・ヒット性(事実でなく、可能性)は重要である。
4)イギリスを中心とするヨーロッパ勢の飛び入り的な動きは無視する。

4)については
ジャズ史に対して飛び入りといっているので、
ロックの、あるいはジャズ~ロックを包括した音楽史においては
そうではない(可能性が高い)。

そもそもジャズ・ロックは
5)1970年はじめまでの概念または感覚で、
(ジャズ側では)それ以降を生き延びたとも生き延びるべきものとも思えない。
ので(4)はとりあえずこれでいいのだ。

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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

『オン・ザ・ロード』が映画になった!っていまさらいってもいいですか

なんとコッポラ制作、
ウォルター・サレス監督で映画化されたではないか
ジャック・ケルアックの『オン・ザ・ロード』

On-The-Road-Movie-Poster.jpg

いまさらのハナシなのかもしれませんが、
僕は昨夜インディペンデントの映画公開者Nさんから聞いたのだ。

Nさんとは今、
アラン・パーカーのピンク・フロイド映画『ザ・ウォール』を
20年ぶりに何かしようと思っているのだ。
ザ・ウォール [DVD]ザ・ウォール [DVD]
(2000/12/27)
ピンク・フロイド

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ザ・ウォールザ・ウォール
(2011/09/28)
ピンク・フロイド

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ウォルター・サレスは
もう7~8年前!の『モーターサイクル・ダイアリーズ』の監督で、
若きチェ・ゲバラが路上を旅する実にオン・ザ・ロードの映画でした。
モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 [DVD]モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 [DVD]
(2005/05/27)
ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ 他

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似てないかオン・ザ・ロードの文庫↓
オン・ザ・ロード (河出文庫)オン・ザ・ロード (河出文庫)
(2010/06/04)
ジャック・ケルアック

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ちょっとはまり過ぎかもウォルター・サレス。
カンヌにも出品されたようだが。

Nさんはいかにも路上(旅の途中という意味)の雰囲気な方で、
ものすごく公開したがっているが
「高いよねー、ムリだよねー」といっていたぞ。
「来年はケルアック生誕90年なんだよねー」

だったら同時に
『地下街の人々』(The Subterraneans)公開してくださいね、とお願いしました。
ラナルド・マクドウォールというよう知らん監督のMGM映画だ。
音楽はジェリー・マリガン~カーメン・マクレエ~アンドレ・プレヴィン(のはず)
地下街の人びと (新潮文庫)地下街の人びと (新潮文庫)
(1997/03)
ジャック ケルアック

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ところでコッポラ~サレスの『オン・ザ・ロード』は
正しくジョージ・シアリングの音楽を使っているのだろうか。

テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

ウェイン・ショーターとフィリー・ジョー・ジョーンズの「ドラキュラの歌」

三管ジャズ・メッセンジャーズ最初の本格的録音
『モザイク』(ブルーノート4090)
が改めて実に立派なので、

モザイクモザイク
(2008/06/25)
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ

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三管ジャズ・メッセンジャーズの生みの母
(父は常にアート・ブレイキーだ)
ウェイン・ショーターの伝記『Footprints(足跡)』
のそのあたりを読んでいたら、

Footprints: The Life and Work of Wayne ShorterFootprints: The Life and Work of Wayne Shorter
(2007/03/01)
Michelle Mercer

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ウェインは自作の名高い収録曲「チルドレン・オブ・ザ・ナイト」を
あるドラキュラ映画のこんな有名なシーンを思い出しながら書いたそうです。

「ドラキュラがこう言うんだ。
『こいつらは夜の子供たちじゃ。何て美しい音楽をこいつらは奏でることか』
~僕は絶対「昼の子供たち」なんて曲は書かないよ」

しかもウェインは映画中のスコアのコードのヴォイシングの記憶を頼りに
この曲を書いたらしい。

SFや、ホラー、ファンタジー好きのウェインらしい話ですが、
(代表作に『ウィッチハント/魔女狩り』や『スーパー・ノヴァ/超新星』がある)
いったいどのドラキュラ映画なのか。

やっぱりこれか、ベラ・ルゴシの『魔人ドラキュラ』
音楽知らんぞ。

魔人ドラキュラ (ベスト・ヒット・コレクション 第9弾) 【初回生産限定】 [DVD]魔人ドラキュラ (ベスト・ヒット・コレクション 第9弾) 【初回生産限定】 [DVD]
(2007/08/09)
ベラ・ルゴシ.デヴィッド・マナーズ.ヘレン・チャンドラー.ドワイト・フライ.エドワード・ヴァン・スローン

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ウェインはまたフィリー・ジョー・ジョーンズのドラキュラ・ソング
にもインスパイアされたようですが、
それは↓このタイトル曲の「ブルース・フォー・ドラキュラ」だ。

Blues for DraculaBlues for Dracula
(1991/03/12)
Philly Joe Jones

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フィリー・ジョーがベラ・ルゴシの声色で
こんな風にしゃべっているのだ。

「ワシこそはビバップの吸血鬼なり。みなどんどん子供の血を飲んでくれい・・・
しかし主よ、主よ、この不思議なサウンドは何か?・・・
夜の子供たちはかくも、かくも美しい音楽を奏でるのか。ううう~」

珍盤ですね。


テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

ケルアック『オン・ザ・ロード』オリジナル・スクロール版の犬もわからぬエンディング

ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』
(昔は『路上』といいましたが、四六時中旅行中の話なのでこの方が感じ出てます)
のオリジナル・スクロール版は

120フィート(37メートル)の巻物状につなげたタイプ用紙に
3週間で「旅」の記憶を機関銃の如く改行ゼロで打ち込んだ「下書き」ですが、
最後(の数フィート)が欠落していて、

犬が食べた(DOG ATE)と手書きのメモがあるそうだ。

なんと
本積んで/読み齧る人/齧る犬
というワタシの代表作をちょっと思わせる話ではないか。

エンディングをくちゃくちゃ噛んで呑み込んでしまった(chewed up)のは
ポチキーというケルアックの居候先の犬だそうです。

呑み込んだ/犬もわからぬ/エンディング

読み齧り/筋を呑み込む/人がいて
犬も末尾を/齧り呑み込む


この失われたエンディングをハワード・カネルという研究者が
後の原稿や刊行版から修復していますが、

ラストの一行を
「僕はニール・キャサディのことを考える、僕はニール・キャサディのことを考える」
とリピートしているのは、

イントロの
「僕が初めてニールに会った会った(met met)・・・・・」
に対応させたものでしょう。

意識的なのか、勢いが余ったのか「metmet」。
ロールをセットして前のめりでタイプライターに向かう
若い作家の姿が目に浮かぶようではあります。

テーマ : 読書
ジャンル : 小説・文学

寺井尚子カルテット、ジョージ・シアリング・クインテット、あるいはジャズ・サウンドの熟成について

昨日水曜日夜は
ジャズ・ヴァイオリニスト寺井尚子さん恒例の
六本木スイート・ベイジルに出かけましたが、

いやあよかったよかった。
何がよかったといってまずヴァイオリンの音がよかった。

6月8日(水)六本木STB139セット・リスト
1.夜のタンゴ
2.メリー・ゴー・ラウンド(ピアノの北島直樹作)
3.マイナー・スイング(ジャンゴ・ラインハルト)
4.風のささやき(ミシェル・ルグラン)
5.ミスター・PC(ジョン・コルトレーン)
6.コーヒー・ルンバ(歌:山本きょう子)
7.カリベ(ミシェル・カミロ)
8.シー~彼女(シャルル・アズナヴール)
9.シング・シング・シング
10.カッチーニのアヴェ・マリア
EC1.チャップリン・メドレー:テリーのテーマ~スマイル
EC2. サムタイムズ・アゴー~ラ・フィエスタ(チック・コリア)

ジャズという音楽において
ヴァイオリンだけがよい、ということはまずないわけで、
バンドの演奏もサウンドも申し分ありませんでした。

コルトレーンの「ミスター・PC」 もよかったぞ。
寺井さんの初めて聴いたけど。

コルトレーンのモダン・ブルースから
ジャンゴのエキゾティックなスイングから
映画音楽、クラシック、チック・コリアに至るまで、

みんな寺井尚子カルテットの音楽になっていました。
これ以上のレギュラー・コンボは現在他にないのではないか。

終わって会場を見回すと録音エンジニアの鈴木智雄さんがいたので、
PA卓に座って何かおまじないでもしていたのかと思ったら、
単に客席で飲んでいただけらしい。

名エンジニアは客席にいるだけで違うのだ
というのは冗談で、

以前ロン・カーターがいってましたが、
長年ベースのような生楽器を弾いていると、
突然楽器がよく鳴る「ベース・デイ」という日がある。
「ハービー・ハンコックの名盤『スピーク・ライク・ア・チャイルド』
はそういう日に録音されたんだ。聴いてみてくれ」
スピーク・ライク・ア・チャイルド+3スピーク・ライク・ア・チャイルド+3
(2008/03/26)
ハービー・ハンコック

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つまり昨夜はヴァイオリン・デイだったのかも。
そしてさらに智雄さんもいうように、
寺井バンドの成熟を感じるライヴでありました。

僕は最近とてもよくジョージ・シアリング・クインテットを聴いていて、

ジャズのバンド(やアーティスト)というと何かと進化が求められますが、
しかし熟成という評価を忘れてやしないか。
熟成と停滞は区別せんとあかんとちゃうか、
と考えたりしているので、改めて智雄さんに共感したのでした。
ライムライトライムライト
(2011/03/16)
寺井尚子

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ジョージ・シアリング・ボサノバジョージ・シアリング・ボサノバ
(2011/04/20)
ジョージ・シアリング

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ジョージ・シアリング神、または熟成するクール・サウンド

ビート・ジェネレーションの作家、ジャック・ケルアックは自伝的小説『オン・ザ・ロード』の
1940年代末の主人公たちにその音楽を神の音楽と叫ばせています。
「これだよ!これだよ!神だ!シアリング神だ!いいね!いいね!いいね!」(青山南訳)
シアリング神のクール・サウンドはマイルス・デイヴィスのそれのように進化や変遷を
余儀なくされるものではなく、その後長い時間の熟成に向かいました。
12インチLPが主流となった1950年代中ば以降キャピトルに残された数々の作品は、
いずれもクールの美神が誘うかのハイセンスなジャケットに伴われ、
熟成の途にある音楽の芳香を漂わせています。
本年(2011年)2月没。主を喪ってなお、
シアリング神のクール・サウンドは次の熟成を始めます。
樽の中の美酒のように。

(雑木林進)


テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

プロフィール

雑木林進&ぽぽぱんち

Author:雑木林進&ぽぽぱんち
日々の旅人とその番犬たち。
1986年、ジャズ批評誌掲載の「50年代はなぜエライ」「『ジャズ大名』におけるジャズ・フェスティバルの生成」などでスルドくデビュー。2010年より、同誌に編集部新着本全紹介「ジャズは手に取って読め!」連載開始。新ジャズ雑誌「ジャズジャパン」創刊号(2010年8月)より、古今東西ジャズ本紹介「ジャズは本棚に在り」連載開始。
aka 行方均(レコード制作者)
最近の一句;
本積んで/読み齧る人/齧る犬
墨東の/タワーひとりで/たけくらべ

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