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ブルーノートの姉妹レーベル「サムシンエルス」の名演について

歌手の夢を見た。
歌手はサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」を歌っていました。

歌手の名前はジョージ・アダムス。
本来サックス奏者で歌手ではありません。

それにジョージなら亡くなったはずだ。
そう訝る夢の中の僕に、誰かがこう教えてくれます。

実は楽器が吹けなくなっただけなんだ。
だから今はこうして歌っている。

こんな夢を見たのは、
昨夜クラブDJの大塚広子さんとサムシンエルス(SOMETHIN'ELSE)の話をしたからです。

サムシンエルスはブルーノートの姉妹レーベルで1988年東京に設立しました。
ジョージの「明日に架ける橋」は、その4作目(TOCJ5504)『ナイチンゲール』冒頭の一曲です。
NightingaleNightingale
(1990/10/25)
George Adams

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『ナイチンゲール』はジョージに歌うようにサックスを吹いてもらった現代のゴスペル集で、
実際に歌ってはいません。
「明日に架ける橋」を歌うことはその後もありませんでしたが、
収録曲の「この素晴らしい世界」は、最晩年のマウント・フジ(ジャズ祭)のステージなどで
必ずといっていいほどシブーく歌っていたものです。

という思い出話を某居酒屋(どど)で大塚さんにしたわけですが、
その大塚さんは今サムシンエルスのDJミックスを選曲中なのだ。

トリオ・レコードDJミックスに続く!
THE PIECE OF TRIO RECORDS mixed by hiroko otsukaTHE PIECE OF TRIO RECORDS mixed by hiroko otsuka
(2010/09/15)
大塚広子、加古隆 他

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この日は
ミュージックバード「プロファウンドリー・ブルー」クラブ・ジャズ特集のゲストに
大塚さんをお招きしたのですが、
そこで大塚さんはサムシンエルスの以下の2曲を特におススメしてくれました。

1.ラルフ・ピーターソン『V』中の「エネミー・ウィズィン」
VV
(1990/10/25)
Ralph Peterson

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2.大西順子ジャズ・ワークショップ『パンドラ』中の「アス・スリー」
パンドラ ~ ジャズ・ワークショップ・プレゼンツパンドラ ~ ジャズ・ワークショップ・プレゼンツ
(1998/03/25)
オムニバス

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たった2曲なのになんちうベストな名選曲であることか。
サムシンエルス約160作もちろん他にも名演名曲多数ありますが、
この2曲はいわばその幅の両端にあります。
片や新曲、片やカバー。片やNY、片や東京という風に。

思い出というか、エピソードもそれぞれで、
前者はレーベルの第1回録音です。

なのにというか、ビギナーズラックというか、
スイングジャーナル誌年間ジャズディスク大賞の最高賞(金賞)と録音賞を手にし、
米国ではブルーノートが発売してNYタイムスの年間ベストにも選ばれた。

後者は大西順子さんと仲間のミュージシャンの方々に順繰りに集まっていただいて、
年末の2日間(3日だったかな?)スタジオに缶詰めになって録った。
立派なトラックばかりで優先順位をつけられなくなって、
最後はCD3枚組189分をエイヤッと発売した。
当時はよく売れましたが、今や結構レアなのかも。

「アス・スリー」は
大西順子(ピアノ)~米木康志(ベース)~日野元彦(ドラムス)のトリオの録音で、
プレイバックを聴いていた番組ディレクターの岩崎さんが
「これはホレス・パーランの(オリジナル録音)よりいいね!」と叫んだ。

演奏者のパーランへの憧れに加えて
その後30数年のジャズの技術進歩や思想の進化が付与されているのだから、
ある意味それはその通り。

信頼するトコさんと米木さんの送るビートにのって、
順子の演奏の向かうところ敵なし、揺らぎなしという大快演だ。

『V』の「エネミー~」もいいよ!
ラルフは本当に音楽的(つまりメロディックな)名ドラマーだ。
思えばサムシンエルス設立の発端は
「ラルフ(元OTB)のリーダー・アルバムを作りたかったから」だったのだ。

僕は3曲目に『パンドラ』冒頭の
岡淳(サックス)~大西順子カルテット「パパイヤの味」を自分でリクエストして、
久々にそのレイジーなグル―ヴを楽しんだ。
なんたって3枚組189分のイントロに選んだのだから、当然の名曲だ。
ちなみにラストの一曲はそのりプライズで「再びパパイヤの味」だったことも思い出した。


番組収録後、
つまりそういう気分の延長で大塚さんとサムシンエルスの話していたわけです。
サムシンエルスには今改めて聴き直したい曲がいっぱいあるな、
という幸せをほろ酔いつつ実感したいい晩でありました。


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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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プロフィール

雑木林進&ぽぽぱんち

Author:雑木林進&ぽぽぱんち
日々の旅人とその番犬たち。
1986年、ジャズ批評誌掲載の「50年代はなぜエライ」「『ジャズ大名』におけるジャズ・フェスティバルの生成」などでスルドくデビュー。2010年より、同誌に編集部新着本全紹介「ジャズは手に取って読め!」連載開始。新ジャズ雑誌「ジャズジャパン」創刊号(2010年8月)より、古今東西ジャズ本紹介「ジャズは本棚に在り」連載開始。
aka 行方均(レコード制作者)
最近の一句;
本積んで/読み齧る人/齧る犬
墨東の/タワーひとりで/たけくらべ

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