「クリケットの星」飛雄馬とようやく公開「路上~オン・ザ・ロード」
朝日の朝刊に「インドの星、逆輸入」という記事を見つけました。
「インドでテレビ放映されたアニメ『巨人の星』のクリケット版が、
日本へ逆輸入されることになった」のだ。8月1日から週1ニコ動。
キネ旬の掛尾良夫さんの本で知って以来気になっていたのですが、
(そして以下のような書評を正月に書いたりもしたのですが)
そーかインドでしっかり活躍していたのだ「クリケットの星」飛雄馬。
どーなったのかと思っていたぞ。
そーいえばこれもずっと気になっていた
ケルアック原作コッポラ製作の『オン・ザ・ロード』(ウォルター・サレス監督)
もようやく日本公開されるらしい。(8月30日より東宝系)
ジャズも(当然)流れているようだが、
どの程度使われているのか。
本当ならジョージ・シアリング使わなければいかんのだが。
あと小説に出てくるのは
デクスター・ゴードン~ワーデル・グレイの「ザ・ハント」とか。
寝室でバップ盤(後にサヴォイ)のSP聴きながら
サルとディーンが女の子メリールウの放り投げっこするのだ。
まさかそんなシーンはないと思うが。
映画館行かないとね!
① 『日本映画の世界進出』
掛尾良夫著
(キネマ旬報社/¥2000+税/2012年11月27日発行/310g/300p)
海外の映画祭で日本映画が受賞というニュースの記憶はありますが、
世界的に大ヒットという話は聞きません。
「『資本の要請』に応える方が映画祭で受賞するより難しい」
しかし、例えば日本生まれのキャラたちは、
海外資本とはいえ時にその要請にこたえて大活躍しているではないか。
「『ゴジラ』がハリウッドで映画化されると情報が入ったときは、多くの日本人は誇りに感じ、
(中略)まさにダルビッシュをメジャー・リーグに送り出した時のような気分だった」
しかしそのゴジラは象徴化された神聖なる存在ではなく、突然変異の生物でしかなかった。
「ファンはガッカリをこえて憤慨」した。
『ATOM』も『DRAGONBALL REVOLUTION』も、故郷の「日本での評判は最悪だった」
しかし「ここで、アイツらは分かっていないと思考を停止してしまえば前へ進まない」。
海外の「嗜好を理解し、その差異を理解することが今後の前進につながると思う」
そういうローカライズのひとつとして
「講談社がインドで『巨人の星』をクリケットに置き換えてアニメーションにする」らしい。
「2012年秋には放送予定」ということは、もうインドでクリケットの赤い球投げているのか飛雄馬?飛雄馬の活躍次第では、今後わが国のスポ根ヒーローやヒロインの魔球や秘技が世界を席巻するであろう。
(「ジャズ批評」誌172号/2013年3月号「ジャズは手に取って読め!」第20回より)
「インドでテレビ放映されたアニメ『巨人の星』のクリケット版が、
日本へ逆輸入されることになった」のだ。8月1日から週1ニコ動。
キネ旬の掛尾良夫さんの本で知って以来気になっていたのですが、
(そして以下のような書評を正月に書いたりもしたのですが)
そーかインドでしっかり活躍していたのだ「クリケットの星」飛雄馬。
どーなったのかと思っていたぞ。
そーいえばこれもずっと気になっていた
ケルアック原作コッポラ製作の『オン・ザ・ロード』(ウォルター・サレス監督)
もようやく日本公開されるらしい。(8月30日より東宝系)
ジャズも(当然)流れているようだが、
どの程度使われているのか。
本当ならジョージ・シアリング使わなければいかんのだが。
あと小説に出てくるのは
デクスター・ゴードン~ワーデル・グレイの「ザ・ハント」とか。
寝室でバップ盤(後にサヴォイ)のSP聴きながら
サルとディーンが女の子メリールウの放り投げっこするのだ。
まさかそんなシーンはないと思うが。
映画館行かないとね!
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![]() | 日本映画の世界進出 (2012/11/17) 掛尾良夫 商品詳細を見る |
① 『日本映画の世界進出』
掛尾良夫著
(キネマ旬報社/¥2000+税/2012年11月27日発行/310g/300p)
海外の映画祭で日本映画が受賞というニュースの記憶はありますが、
世界的に大ヒットという話は聞きません。
「『資本の要請』に応える方が映画祭で受賞するより難しい」
しかし、例えば日本生まれのキャラたちは、
海外資本とはいえ時にその要請にこたえて大活躍しているではないか。
「『ゴジラ』がハリウッドで映画化されると情報が入ったときは、多くの日本人は誇りに感じ、
(中略)まさにダルビッシュをメジャー・リーグに送り出した時のような気分だった」
しかしそのゴジラは象徴化された神聖なる存在ではなく、突然変異の生物でしかなかった。
「ファンはガッカリをこえて憤慨」した。
『ATOM』も『DRAGONBALL REVOLUTION』も、故郷の「日本での評判は最悪だった」
しかし「ここで、アイツらは分かっていないと思考を停止してしまえば前へ進まない」。
海外の「嗜好を理解し、その差異を理解することが今後の前進につながると思う」
そういうローカライズのひとつとして
「講談社がインドで『巨人の星』をクリケットに置き換えてアニメーションにする」らしい。
「2012年秋には放送予定」ということは、もうインドでクリケットの赤い球投げているのか飛雄馬?飛雄馬の活躍次第では、今後わが国のスポ根ヒーローやヒロインの魔球や秘技が世界を席巻するであろう。
(「ジャズ批評」誌172号/2013年3月号「ジャズは手に取って読め!」第20回より)
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